Students Voice
2016
Daiki Hatakeyama
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Waseda University
私は去年の八月から10ヶ月間、アメリカのウェストバージニア大学で交換留学生として留学していました。このサマーセッションに参加した一番の理由は、留学中に身に着けた英語を使うこと、そして新たに世界中からの学生と交流したいと考えたからです。
私は日本文学の授業と社会学、特にマイノリティーについて学ぶ授業を取りました、授業の中では多くのディスカッションが行われ、もちろん英語で自分の意見を言う機会がありましたが、それよりも、海外から来た学生が日本の文化、文学または少数民族についてどのような意見を持っているのかを知ることが出来ました。例えば日本文学では、他の国の文学作品と比較したり、宗教に関してはキリスト教やイスラム教などと比較した意見を聞くことが出来ました。また多くの学生は、日本に来ることが初めてであったり、日本文学や文化を学ぶのが初めてであったので、彼らの率直な意見を聞くことが出来たのが、一つ参加してよかったと思える点になりました。社会学の授業でも、日本人同士で意見を交わしあってても、出てこないような意見、気が付かないような点に気が付けたのが大きな収穫だと思っています。
- 日本に来て初めてのそばを海外の学生と一緒に食べました。
とろろやわさびなど、日本独特の食べ物を食べ、不思議がっていました。
インドにはとろろに似た食べ物があるようです。
このように、授業は大変充実したものになりましたが、それ以上に自分の印象に残っているのが、日光や靖国神社へのフィールドトリップ、さらにサマーセッションで会った学生たちと行った観光です。日光と靖国神社フィールドトリップでは海外の学生に交じりながら、日本の歴史を学べ、学生に質問されるたびに、自分がいかに日本について知らないのかを気づけ、それがさらに勉強へのモチベーションになりました。また鬼怒川温泉に泊まった時は、純粋に日本の温泉を楽しみ、日本料理を食べ、夜には卓球をするという旅行を通して、日本の良いところを再確認でき、心から楽しむことが出来ました。個人的に行った、横浜や東京の観光でも、学生たちと日本の伝統文化(祭りなど)からサブカルまでを楽しみながら、経験することが出来たので、とても充実した一ヶ月を過ごすことが出来ました。
- 授業終わりのお昼ご飯の様子。
日本食だけでなく色々な早稲田界隈のレストランやお店を一緒に回りました。
- 日光のフィールドトリップ後の食事の様子。
日本食の説明を求められるも、中々説明するのが難しかったです。
このサマーセッションに参加して、最初は英語を話す機会を得られればいいと思っていましたが、気が付いてみると、世界中から来た学生と自然と日本文化を学び、一緒に勉強して日本を楽しんでいる自分がいました。もしこのサマーセッションに参加していなかったら、彼らには会うことが出来なかったのはもちろん、日本について改めて学ぶ機会もなかったんではないかと思います。今回出来た友達とは、今後も連絡を取り続けていきたいと思いますし、今度は自分が彼らの国を訪れた時は、その国の文化を学べ、国際交流出来ると思うので、今回出来た関係というのは、かけがえのないものだと思っています。期間は約一ヶ月と短い間でしたが、短いからこそその期間に詰まっているものは多く、記憶に残ると思います。また、今回のサマーセッションを作り上げてくれた、留学センターの方、インターン生の方、教授方に感謝したいと思います。ありがとうございました。
- 最後のお別れのパーティーで。
みんなお別れを惜しむように写真を取ったり、食事をしながら思い出話をしていました。