Students Voice
2017
Shunsuke Sawai
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Waseda University
私がサマーセッションに参加した理由は3つあります。
1つ目は、留学とほぼ同じ環境に魅力を感じたからです。場所は日本とはいえども、英語で外国人と1ヶ月間授業を受けることができます。私は大学まで海外経験が無かったものの、バイリンガルを目指し1年間の交換留学を行いました。留学前から英語を鍛え大学1年夏にIELTS 7.0まで英語力を上げました。留学先ではスピーキングを中心に鍛えられ、伸びた実感はあります。しかし、だからこそネイティヴにもっと近づくために1ヶ月でも多く英語で学ぶ環境にいたいと思い、サマーセッションに興味を持ちました。
2つ目は、ビジネスを学びたかったからです。私は法学部で国際ビジネス法を専攻していることもあり、最近ビジネスを本格的に学びたいと感じていました。通常の学期中は法学の授業を中心にとり他教科を取る余裕が無いので、サマーセッションでビジネスや経済を勉強できることは、私にとっては非常に有益だと考えました。
3つ目は、インターナショナルな友達を作りたかったからです。サマーセッションには世界各国から100人以上の学生が集まります。交換留学中にできた友人は僕にとって非常に貴重で、帰国後も連絡を取っている友達が何人もいます。そんな友達を増やしたい、そんな思いでサマーセッションへの参加を決意しました。
このような期待のもと、私はBusiness1, Economics2を受講しました。特徴と得られたことは以下の通りです。
両者の授業に共通する特徴は3つあります。
まず日本にフォーカスを置いた授業を受けられることです。外国人講師による、外国人のための、日本経済、日本でのビジネスの授業を受けられるのは非常に貴重な機会で多くのことを学びました。特に、日本人として毎日過ごしていると考えもしないような、日本人や日本経済の本質について学べたのは有益でした。例えばShikata, Tateshakaiなどの概念は、以前は感覚的に知っているレベルでしたが、サマーセッションを通して本質的に理解することができました。
また、ディスカッションやグループワークの時間が多いことです。これによって海外の学生一人ひとりが日本についてどう考えているのか、その十人十色の意見を知ることができました。例えば私はEconomics2の授業で、日本のコンビニの将来についてグループでプレゼンテーションを行うことになりました。その準備に当たって、それぞれのメンバーのコンビニ業界の現状と将来に対する考え方を知ることができました。中には教授と異なる意見を持つ学生もいて、その違いの原因を探るのが面白かったです。それ以外でも、日本の物価に対する印象など様々な海外の学生の意見を知ることができました。
そして、両授業とも実際に現地に足を運んで学習するフィールドトリップが多いのも特徴です。Business1では東京証券取引所に趣き日本のビジネスの中枢がどう動いているのかを学習しました。Economics2では、谷中に行き日本経済が昔どう回っていたのかを体感したり、複数のデパート、スーパー、ファストファッション、ディスカウント店等小売店に足を運んで客層や商品、陳列方法などの分析を行いました。これにより得た学びによって、今までの日常生活に新たな視点を一つ加えることができました。
最後に、サマーセッションを通じて世界各国からの友達を作ることができ、それは私の財産となりました。東京で行われるサマーセッションなだけあり、参加学生は日本に興味がある人が多かったため、すぐに馴染むことができました。放課後や週末に一緒に出かけたのは良い思い出です。また日光へのフィールドトリップに参加し、一緒に日本の伝統文化について楽しく学んだり、温泉に入ったりできました。サマーセッション終了後も連絡を取り続けている友達も多く、今夏シンガポールで再会することになりました。
以上のように、サマーセッションに参加したことで非常に充実した1ヶ月を送ることができました。